1.実施日時等
日時:2024年4月7日(日)13:00-16:00
場所:東部フレンドホール 集会室4
2.議事
1)活動報告
①女川・南三陸訪問、第9回全国被災地語り部シンポジウムin東北参加
日程:2月24日(土)~25日(日)
参加:NPOから3名参加
・旧女川交番、女川いのちの石碑、女川病院、上山八幡宮、COMMONS、
南三陸311メモリアル、ハマーレ歌津、南気仙沼 らせん階段の家など来訪
・全国被災地語り部シンポジウムでは講話+パネルディスカッションがあり、
テーマの一つは「被災から何を学び・伝えるのかが大切」であった。
他、分科会として「次世代の語り部を引き継いでいくこと」、
「語り部として世界に伝えるにはどうしていくか」などの話を伝えられた。
②千葉市役所災害対策本部視察報告
時期:2月
・千葉市役所災害対策室を見学。
・高層棟には建物に耐震対策がなされており、館内には会議室の他、
通信室・仮眠室・備蓄なども備えられていた。
・機材としてはMCAアドバンスなど通信機器、8面マルチモニターを用意。
資材としては近くの避難所向けのビブスなどを用意。
・県よりも充実した災害対策室であった。
③B町会訓練
日程:3月3日(日) 9:00~12:00
場所:弥生公園
参加:NPOから13名参加(一般参加100名程度)
・リアカーやかまどベンチなどの使い方を参加者に説明した。
・今回、かまどベンチは谷河内みなみ公園のものを移動し使用。
来年度5~6月くらいまでに弥生公園にも配置される予定。
・煙体験、中学生による171活用の寸劇を併設。
中学生の参加は学校のボランティア教育の一環であった。
④10代の挑戦EDOGAWA
日時:3月10日(日) 集合9:30 実施10:00~15:00
参加:NPOから12名参加
場所:東部区民館
・当NPOでは家の中の危険個所などの防災クイズと防災シミュレーションを実施。
⑤国交省/総務省PJ 関東の人口減少想定と防災 要旨報告
・今後80年で江戸川区は人口が減少し、危険地域からの縮退が起きる。
また、高齢化により動ける人が減るとのこと。
⑥建築学会報告(能登被災地の建築物)情報 要旨
・能登自身で倒れた・傾いた建物はほぼ旧耐震基準のものであった。
・旧耐震基準についてはブレース(筋交い)を入れて耐震対策を行うが、
そのために建物の一部に重量が偏ってしまい、傾いてしまうという事例あり。
・後付けの渡り廊下がある場合、そこだけ被害を受けるケースもあり。
⑦日本地震工学会報告(志賀原発情報のその後)情報 要旨
・志賀原子力発電所の「外部電源が損傷、冷却水が漏れた」ことの続報。
すべての電源が喪失したわけではなく、揺れにより家の浴槽の1杯分の冷却水が
漏れた程度の被害であったとのこと。
⑧DMAT/災害時支援ナース 報告
・床にそのまま寝床を作ってはいけない。
床は細菌・埃の温床であり、震災関連死を招くとのこと。
⑨パックン講演と災害時のEV
・極寒地などでは電池の平均寿命が短い。また、生産時に環境破壊が起きるため、
10万kmは走らないとガソリン車に比べて環境的なメリットはない。
・東日本大震災の車関連の死亡理由は一位が衝突、
二位は水の侵入による感電死であったとのこと。
⑩江戸川区版クラウドファンディング事業
・事業名は「大規模な災害が発生する前に地域の防災力を高めよう!防災士などの
防災の専門家が防災訓練や防災教育をお手伝いします」。
・結果として集まったのは1万円程度、目標額には届かず寄付金は区が有効に利用。
・内容はこちら。
⑪鵜住居・釜石の出来事
・東日本大震災の当時、1,000人程度を現在のラグビー場のあたりの通りを歩いて
避難した。子どもの防災意識が高く、大人はそれに続いた結果、津波から助かった。
「釜石の奇跡」と呼ばれているが、学校を休んでいた子、また親が引き取り後に
津波の被害で死亡した子もいることから「釜石の出来事」と地元では言っている。
・子供たちには小学校~中学校で防災教育を計画的に実施してきたため、
「釜石の実績」とも呼べる内容である。
2)実施予定の行事連絡
①講師養成講座
日時:4月14日(日) 10:00~17:00頃(前後する可能性あり)
場所:タワーホール船堀401
内容:首都圏防災士連絡会主催による
能登半島報告、DIGの進行方法、講師のススメ
講師:午前 当NPO副理事、午後 埼玉県防災士会
依頼:可能ならハザードマップ、およびタブレットやPCなどを持参のこと
会費:無料(任意でワンコイン程度のご協力を募る)
②D町会 地区防災計画 街歩き
日時:4月21日(日)集合 9:30 実施10:00~12:30
場所:平和公園(松江二丁目児童遊園)+松江二丁目会館
内容:町会メンバは防災マップを持って街歩き、災害時に危険な場所や役に立つものを
探して歩く。(1班8人程度の見込)
NPOとしては街歩きで見るべきところの案内支援、
各班が歩きながら話したことのまとめ、街歩き後の講話を行う。
写真は各班リーダーのみが撮影し、副理事長にEメールで送付。
(街歩き用の地図は町会がA3印字のものを用意、プロジェクタはNPOが用意)
備考:現在NPOからは12名程度参加見込。
NPOメンバの班割は調整してメーリングリストに案内。
③首都圏防災士連絡会 勉強会・懇親会
・理事長・事務局長が首都圏防災士連絡会から招待を受けている。
・懇親会費については会からの支出を踏まえ、別途報告する。
④障がい者と地域のイベント/未来をつなぐ福祉体験型
日時:5月11日(土) 10:00~16:00
場所:春江小学校グラウンド
・なごみの家 鹿骨経由で協力依頼があり、NPOとして協力する。
・イベントの目的は触れ合い、施設の方に楽しんでもらうこと。
・参加可能な方はA町会テントで一緒に実施して頂きたい。
(一部時間だけのスポット参加でもOK、参加者は調整さんで確認予定)
・出店などが予定されており、谷河内南町会テントでの内容は検討中。
・B町会や子ども会も参加予定。
⑤A町会防災訓練
日時:5月12日(日) 11:00頃~
場所:谷河内みなみ公園
⑥水害マイ・タイムライン講師養成講座
日程:6月1日(土)
場所:タワーホール船堀 2階
内容:河川情報センター 鮎川氏による河川氾濫時の自身のタイムライン作成が
できるようになるための講師養成講座
会費:千円程度を予定
備考:別途詳細を案内予定(申込先含め)
3)意見交換
①マンション防災 あんしんマンションプロジェクト
・防災について、一般の方にどのように話せば伝わるのかを課題に持っている。
・南海トラフ地震をテーマにした防災講演会の動画を紹介。
時期と規模がわかれば人は理解して動く。伝え方のイメージは納期と納品量。
例として「2035年(±5年程度)に東日本大震災の10倍以上の規模の地震が起きる、
この時には最大34mの津波が来て日本人の半数が被災する」という伝え方がよい。
・マンションにおいて個人の所有物は各部屋の内側のみ、それ以外は共有物で
合意形成が必要。だからマンション被災時の修繕計画は事前に話し合っておかない
と決定まで大変時間がかかり、日常生活に戻るのが遅くなる。
・他、マンション防災オンラインセミナー、東京とどまるマンション普及促進事業
について紹介。
②首都圏防災士連絡会による定期的な勉強会開催
・6月以降 :CERT見学・勉強会
・7月6日(土):そなエリア見学会
・9月7日(土):救出救護勉強会
※詳細決定次第、別途ご案内。
③その他
・東京強靭化世界会議、能登半島視察について別途メーリング宛に案内予定。
・江戸川区地域防災計画の冊子が届いた。確認したい人は理事長まで。
・年会費について今月中に案内予定。
3.次回定例会
日時:5月19 日(日) 13:00~15:00
場所:東部フレンドホール 集会室4
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