1. 実施日時、参加者等
- 実施日時:3月22日(日) 13:30~16:30
- 実施場所:長島桑川コミュニティ会館
2. 実施報告
①防災研修会(首都圏防災士連絡会、日本防災士推進機構主催)
- 日時:2月22日(日) 13:30~16:00
- 場所:防災士研修センター・九段下研修ルーム
- 参加者:当NPOから8名
- 講師:糸日谷美奈子さん(元釜石東中、理科教諭)
- テーマ:助けられる人から助ける人へ
- 内容
- 世間で言う「釜石の奇跡」は長年積み上げてきた「実績」。
- それでもハプニングは発生し、様々な困難を臨機応変に対応。
- 震災前、釜石市「ハザードマップ」では津波来ない場所。
- 地域住民勉強会、明治三陸津波石碑で「津波来る」へ。
- 教員用災害時行動マニュアルでは校舎3階の「逃げ残り生徒」確認。
- 激しい余震の中、校庭からもう一度3階へは行けなかった。
- 訓練通り坂を走れない子供、嘔吐する子…。
- 臨機応変に対応。
- 逃げた先にも危険が迫る。
- 「その次」はマニュアルになかったが訓練や教育で培った臨機応変さが活き、さらに標高が高い恋が峠へ。
- 恋が峠から山を越え、竣工直後の高規格国道でトラックに分乗し、釜石市内の避難所へ。避難所は満員、体育座りで一夜過ごす。
- 避難所では「情報」「暖」「水食糧」問題。
- 生徒の引き渡しは掲示板や地域ラジオを活用。
- 翌日から家族に生徒を引き渡す(注:「釜石の悲劇」で鵜住居の保護者は迎えに来られない方も多々…)。当初は再開を生徒の前で再会の喜びをさせていたが、次第に残っている生徒に配慮し「人目を避けて」に。
- 震災前、釜石市「ハザードマップ」では津波来ない場所。
②東京湾水防施設見学会
- 日時:3月1日(日) 10:00~13:00
- 場所:東京湾、墨田川
- 参加者:当NPOから4名、他
- 見学先:湾岸東海岸高潮対策設備、隅田川・荒川河口堤防、スーパー海岸堤防 他
- 高潮などからスーパー堤防や強固な橋で都市インフラを守っている
- 堤防補修・かさ上げ・閘門・河川遡上防止設備の充実を継続
③東北被災地訪問
- 日時:2月28日(土)~3月2日
- 場所
- 石巻
- 旧門脇小、テイラーアンダーソン記念碑、南浜つなぐ館、宮城津波伝承館、旧門脇保育園跡、日和幼稚園慰霊碑、大川小学校
- 南三陸
- 旧戸倉小学校、旧戸倉中学、高野会館、ハマーレ歌津
- 陸前高田
- 鶴亀寿司、高田市立博物館、米沢商会、雇用促進住宅、TSUNAMIメモリアル、震災遺構タピック45、一本松/旧ユースホステル
- 石巻
- 参加者:当NPOから3名
トピック:日和幼稚園
- 津波の危険がない日和山中腹に所在。しかし大地震/津波警報発令により、普段は乗せない送迎バスに園児を乗せ、普段は走らない海側コースに降りていき、渋滞。
- 津波・火災に遭遇、海沿いには家がない、5人の幼い命が犠牲に。
- 園の大規模災害対応マニュアルは「地震災害時は、園児は保護者のお迎えを待って引き渡す」だったが…。
- マニュアルは書庫にしまわれ職員に未配布。
トピック:門脇小学校
- 震災前から縦割活動(1~6年生が1つの班として学習する手法)で防災授業。
- 「地震⇒机の下⇒校庭避難後点呼、さらに二次避難所へ避難」ではなく津波を念頭に「震災後速やかに日和山へ避難」を実践。
- 被災当日は地域の方が学校に避難、津波で流されてきた家が火災を起こし屋上へ避難するも孤立。(日和山へ逃げられない)
- 教室の教壇を渡り廊下屋上から墓地の擁壁に渡し脱出。マニュアルにはない「そこにあるモノを使う」臨機応変な行動が命を救った。
④第11回 被災地語り部シンポジウム
- 日時:3月1日(日)~2日
- 場所:南三陸ホテル観洋
- 参加者:当NPOから3名
パネルディスカッション(これまでの15年とこれから)
- 震災から5年 … 熊本地震で大地震、(口の重い)東北への関心半減。
- 震災から10年 … コロナ。語る機会・訪問者激減。 ⇒ オンライン。
- 震災から15年 … 活動が多様化。語られなかった話題・人も。
- 形あるものはいつか壊れる。語る人も老いていいき、震災を知らない人は確実に増える。従って今後は「他人事⇒自分事」「一般論⇒個別事項毎の課題」等の伝承を行うとともに過去を語るだけでなく、震災で「良くできた点」「課題」を抽出して未来(に被災するかもしれない地域・人)に語っていきたい。
15年経って語ることができたあの日
- 先生(戸倉小学校)、消防官(志津川湾漂流)、会長(煙突上で生還)。
| 被災前 | 被災当日 | その後 | |
|---|---|---|---|
| 先生 | 両親等から繰り返し津波対応を聞いていた。 津波を知らない埼玉出身の校長と地元教諭間で「屋上」「高台の神社」喧々諤々の議論が前日も続いた。 (結論⇒両方正しい) | 6時間目の授業中。 校庭に避難、教頭が「山ですね」と校長に迫り、点呼を後回しにして高台へ。 | 屋上を超える津波 低体温・精神ケア実施。 次世代へ伝える大切さを実感。 |
| 消防士 | チリ地震津波を経験。 訓練に積極的に参加/指導。 経験が逆に心のどこかで慢心や津波被害の軽視(自分は大丈夫)につながった。 | 休日だったが地震後自宅から車で出勤。 消防署2階で津波に流される。 窓から脱出、引き潮で志津川湾内を彷徨。タイヤにつかまり6時間漂流。 | 消防署2Fに避難した11人中、私だけが運よく助かった。(気力・体温低下予防) 東北文化:語ることは恥。⇒退官し伝承館。 館長⇒語らないと伝わらないと思い直した。 |
| 会長 | 津波懸念大の陸前高田で生まれ育ちながら津波の意識は全くなかった。 避難所がどこか、の知識はあった。 | 津波警報が出ても会社が大事、だった。 従業員を帰宅させ、両親・弟は避難所(市民会館)へ先に行かせ、自分は最終チェックをしているうちに津波に囲まれた。 | 2F→3F→屋上→煙突で10時間。 風化が最も怖い。 本社ビル解体提案も妻の言葉で民間遺構に。 |
会長のサバイバーギルト
- 陸前高田市の避難マニュアル通り、安全なはずの市民会館(避難所)にいち早く避難したご両親、弟さんは市民会館ごと津波に被災、犠牲となった。
- 津波を甘く見ていた自分は自社ビル(の煙突)とプチプチ(梱包材=身体に巻き付け体温低下を防いだ)で」一命をとりとめた。安心して津波が見えない所でほっとしていた人が亡くなり、自分が助かる…15年経つがいまだ罪の意識は消えない。
被災を経験していない『二代目語り部』
- 学生(東北大/大阪出身、東北学院大/神奈川出身、神戸大、鳥取出身)だが大学サークルで「震災を知らない語り部」をしている。
- 震災を経験していない者が語ってよいのか常に葛藤がある。
- 出身地域との文化の違い、世代の違いについて感じるが、自分がわからない言葉を使っても語る相手に伝わらないと考えている。
- 動画や写真を見せることで二次体験/疑似体験させ自分事化してもらう。
- 経験者の語り部は「その時の感情」も伝えることができるが、二代目は「事実を語る」「被災した感情は…と聞いている」と伝える。
○高野会館(エクスカーション)
- 南三陸町の中心部にある結婚式場。震災当日は老人クラブの春の演芸大会。
- 津波が迫る中、職員が避難所より高層で頑丈な会館に残るよう説得するも、チリ地震津波で被災しなかった地域の方は帰宅を強行し犠牲となる。
- マニュアルや過去の「成功談?」に頼るより、被災した際に置かれた環境を判断して臨機応変に対応することが重要。
○大川小学校(エクスカーション)
- 訓練をしていなかった
- 身体に覚えさせる。
- 一次避難所(校庭)しか考えていなかった。
- 二次、三次…臨機応変さ。
- マニュアルは他校の丸パクリ
- 自校の事情と乖離。
- 津波が来ない「地域の避難所」(右図)という安心感
- 災害時は正常性バイアスの払拭必要。
- 海から3kmは慣れている安心感で情報を軽視
- 嘔吐、めまい、立てない児童の対処。
- 起こりそうなことを真剣に考え、訓練すべきだった。
- 「実の親」にしか引き渡さない「先生の保身のマニュアル」
- 犠牲者増大。
⑤第2回えどがわ防災女性ミーティング
- 日時:3月7日(土) 10:00~12:00
- 場所:グリーンパレス4階 集会室401
- 参加者:当NPO理事長
- 内容
- ①江戸川区の避難所運営と備蓄物資
- ②グループワーク「避難所開設・運営に女性の意見を反映しよう」
- 開始前に事務局より令和4年3月マニュル修正版の改正箇所の説明あり
- 例
- 避難者カード安否問い合わせ欄を「いいえ」にしている避難者に対する安否確認については、「答えられない」では在席しているのが分かってしまう為、避難者本人に確認した上で「避難していない」と伝える。
- グループワークで出た意見
- 江戸川区のマニュアルは良くできている(修正箇所はほぼない)
- 女性が避難所責任者でも良いのではないか
- ピクトグラムで誰でもわかるように
- 誰でもトイレを設置すべきだ
- 定例会出席者からの意見(抄)
- マニュアルは「机の上」ではよくできていても、災害時使えた例はほとんどない。
- マニュアルは「途上」で作しても良いが、災害時に使えるようにチェックリスト/アクションカード形式にすべき。
- マニュアルは「成果主義」の悪い見本。
- 誰でもトイレはそこに頻繁に行く。
- L? G? と疑われ結局うまくいかなかったと被災地から報告があるが、被災地からヒアリングしているのか。
⑥東日本大震災から15年講演会(川崎市)
- 日時:3月14日(土) 13:00~16:00
- 場所:川崎市産業振興会館
- 参加者:当NPOから3名
- 内容
- 地域の活性化。⇒帰還促進。⇒職と楽しみ創出。
- 非被災地に語り続ける。⇒エネルギー/食料重要。
- 被災者の心情落込防止。⇒居場所づくり。⇒参加者が主役になれる仕組み。
- 被災地に来て、触れ合って、理解し合いましょう。(被災地に行っている大学生、中高生も登壇)
⑦10代の挑戦 EDOGAWA
- 日時:3月15日(日) 10:00~15:00
- 場所:東部事務所
- 参加者:当NPOから9名
- 内容
- 共助に関するアンケート結果
- 防災クイズ
- 防災資料掲示
- トイレキット説明
- 来場者:約250人
- クイズ:全問正解:75人
- 子供たちの方が多く正解(文字レトリックから類推)、大人は苦戦。
⑧災害看護(災害時の IT/フィジカル AI 発表)
- 日時:3月15日(日) 9:30~19:50
- 場所:国立オリンピックセンター(会場)とZOOMで全国の聴講者
- 内容
- 医療看護現場における働き手不足と未来(平常時/災害時)
- 基調講演:ロボテストフィールド/IT/AI
- 事例報告 ピースウインズ・ジャパンの活動
- 政策報告 参議院議員
- パネルディスカッション
- 多くの病院で医師・看護師が不足する未来。
- 定年延長? 80 歳でも現役看護師。
- 想像ください。プルプル震えた手で注射?
- ナースコールで駆けつけて…つまずいて自分が入院?
- 運ぶ、記録、報告はAI、ロボット、ドローン、IT等で代替される未来はいつ来るか。…そして災害時は。
⑨能登地震被災地報告
- 日時:3月15日(日)〜16日
- 場所:能登被災地
- 参加者:当NPO理事長
- 内容
- 能登空港(空港職員が道の駅と被災時の対応を説明)
- 總持寺祖院(僧侶同行で被災時の状況/復旧を説明)
- のと鉄道乗車+語り部による当時の状況説明
- 和倉温泉が復旧遅延の理由(石川県職員が説明)
- 白米千枚田の隆起と道路復旧(国交省職員による解説)
⑩マンション管理組合防災セミナー
- 日時:3月20日(祝) 13:30~15:40
- 場所:船堀コミュニティ会館
- 参加者:当NPOから2名
- 内容
- 耐震/免振マンションも壊れる。熊本地震失敗例とリカバリー策。
- マニュアルは災害時には役立たない机上の「想定に」対する書き物ではなく、何をすべきかのアクションカード形式にすべき。
- 災害「後」の再生策。
3. 今後実施する行事等のインフォメーション
①春の懇談会
- 日時: 3月22日(日) 17:00
- 場所: 割烹ぎん
②首都圏防災士会 勉強会(3月)
- 日時:3月28日(土) 13:30~16:30
- 場所:防災士研修センター(九段)
- 内容:身近な資機材で救出する方法
- 費用:2,000円
③首都圏防災士会 勉強会(4月)
- 日時:4月18日(土) 10:30~16:30
- 場所:防災士研修センター(九段)
- 内容:新地震バージョンHUGの進め方、ゲーム実技ワーク・懇談
- 費用:2,000円
- 申込み:https://peatix.com/event/4901284 4/15 締切
④わっしょい!えどがわ2026
- 日時:5月26日(火) 14:00~17:00
- 場所:タワーホール船堀 展示ホール1・2
- 内容:障害福祉関連の防災(ブース出展)
4.次回開催
日時: 4月26日(日) 14:00~17:00
場所: 長島桑川コミュニティ会館 集会室2
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